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今日は防災の日
- 日々のこと
皆さまこんにちは
今日9月1日は、「防災の日」になります。
また、関東大震災から今日でちょうど100年になります。
今朝のニュースで大きく取り上げられていましたので、あらためて調べてみました。
1923年9月1日にマグニチュード7.9の大地震が発生し、東京都や神奈川県を中心に
甚大な被害を及ぼしました。
被害は広範囲にわたり、静岡県東部から茨城県や千葉県にまで及んだようです。
全半壊や全焼した建物は46万戸以上、死者行方不明者10万5000人余りと想像を絶する被害です。
地震振動による被害だけでなく、地盤沈下、崖崩れ、津波、火災と
ありとあらゆる災害が同時に発生しています。
ハワイ島の大火災でも強風による恐ろしさを感じましたが、関東大震災でも
台風による強風が吹き込んでいた為、3日間にわたる未曾有の大火災になったようです。
また、多くのレンガ造りや鉄筋コンクリート造の大型建築物が倒壊したなか、内藤多仲さんが設計した
日本興業銀行本店はまったく無傷で残り、一挙に耐震建築への関心が高まったようです。
内藤さんは、後に名古屋のテレビ塔や通天閣、東京タワーなど多くの鉄骨塔も設計されており
「耐震構造の父」「塔博士」と称されています。
震災翌年には市街地建築法が改正となり、初めて耐震基準が規定されました。
これがのちに現在の建築基準法の基になりました。
現在の東京の街並みは、過去の辛い歴史と日本人の叡智によって成し得たものだと感じます。
次回東京を訪れる際は、そんな歴史を思い出して観てみたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。