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住まいの音
- 建築のこと
皆様、こんにちは
土曜日担当の芝谷です。
私たちは、さまざまな音に囲まれて生活をしています。
いい音楽もあれば、気分を害する音もあり、感じる人によっても様々です。
そんな生活音の中で、住宅に関わる音の話をしたいと思います。
夜寝ているときに、「ミシッ」とか「ピキッ」とか家から鳴る音を聞いたことがある人も多いかと思います。
この音は、主に建物を構成している構造躯体から鳴っているケースが多く、原因は部材の伸縮にあります。
木造住宅であれば、季節や朝夕の温度差などによって、木材の伸縮が発生します。
その伸縮が発生した際に、部材を接合している部分で摩擦音が発生し、小屋裏などの空間で反響して聞こえるという現象です。
木造だけでなく、鉄骨造も温度差による伸縮で音は鳴ります。
あと、地震や台風のあと、建物の小さな歪が一か所に集中した場合、それを分散する際にも音は発生します。
たまに建物が壊れてくるのではないか?と心配される方もいらっしゃいますが建物を正常に戻すために鳴っている音なので、心配ありませんと答えさせていただいています。
あと、建物に関する音で言いますと、アルミ製のカーポートなどは、よく鳴ります。
得に朝方、日が差してくると夜、寒さで縮んでいたアルミ材が伸びることで大きな摩擦音が発生します。
これも、構造に問題があるものではなく、正常な状態に保つために発生する音になります。
「ミシッ」という音も、建物が正常な位置に戻っている音と考えれば、気にならなくなるかもしれません。
今日は住宅の音の話でした。
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