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新築にかかる諸費用はいくら?
住宅ローンを利用して新築戸建てを購入する際にかかる費用には、家本体に対してかかる費用の他に、諸費用があります。
初めて新築住宅を購入する人にとって諸費用がどのくらい必要になるのか知っておきたい方も多いと思います。
今回のコラムでは、新築住宅にかかる諸費用について、紹介していきます。
諸費用の目安
新築住宅の購入に必要な諸費用の目安は10%(金融機関によって異なります)
※家具・家電や引っ越し代は含まない
※住宅ローンを利用した購入を前提とした諸費用
家の新築にかかる諸費用は、基本的に現金での支払いになります。
住宅ローンに組み込まれないのが一般的なため、現金で支払えるように余裕をもって準備しておきましょう。
新築にかかる諸費用一覧
住宅購入時にかかる諸費用は複数の種類があります。
■ 土地購入時の諸費用
・仲介手数料
・印紙税
・固定資産税・都市計画税
・登録免許税
■ 新築時の諸費用
・地盤調査費用
・上下水道ガス引込費用
・印紙税
・登録免許税
・水道加入金
・地鎮祭、上棟式にかかる費用
■ 住宅ローン時の諸費用
・登録免許税
・ローン保証料
・火災保険料
・地震保険料
土地購入時の諸費用
・仲介手数料
土地を仲介してくれた不動産業者に対して支払う手数料(※)
※売買価格により上限が異なる
売買価格200万円以下:物件価格×5%×1.1(消費税)
売買価格200万円超400万円以下:(物件価格×4%+2万円)×1.1(消費税)
売買価格400万円超:(物件価格×3%+6万円)×1.1(消費税)
・印紙税
土地の売買契約書に貼る印紙代
1,000万〜5,000万円の土地の場合は1万円(※)
※令和9年3月31日までの軽減措置を適用する場合
・固定資産税、都市計画税
土地を購入した際にかかる税金
固定資産税評価額×1.5(※)
※令和8年3月31日までの軽減措置を適用する場合
・登録免許税
所有権移転登記に必要な登録免許税
固定資産税評価額×1.5%(※)
※令和8年3月31日までの軽減措置を適用する場合
ローンを組む方は、借入額に対して抵当権設定登記が必要
新築時の諸費用
・地盤調査費用
地盤改良が必要と判断された場合に発生する費用
1坪あたり2万〜5万円程度(※)
※地盤改良工事の工法に応じて変化
・上下水道ガス引込費用
水道管を引き込んだり、プロパンガスから都市ガスに変更したりするために必要な費用
上下水道引き込み工事は60万~100万円程度が相場
都市ガスの引き込み工事は20万円前後が相場
・印紙税
建設工事請負契約書に貼る印紙代
1,000万〜5,000万円の請負金額の場合は1万円(※)
※令和9年3月31日までの軽減措置を適用する場合
・登録免許税
建物の所有権を登記する際の登録免許税(※)
「建物表題登記」…住宅新築時に必要となる登記
「所有権保存登記」…住宅取引時に必要となる登記
※司法書士に手続きを任せる場合の費用は8万から10万円程度が相場
建物の評価額×1%もしくは1.5%(※)
※令和8年3月31日までの軽減措置を適用する場合
ローンを組む方は土地と一緒の抵当権設定費用がかかる
・水道加入金
水道施設の設備費を一部負担する目的で徴収される費用
2万〜66万円程度が相場(※)
※自治体、水道管の口径などによって異なる
・地鎮祭、上棟式にかかる費用
地鎮祭は神主様への謝礼(玉串料または初穂料)2~5万円程度、お供え物で1~2万
上棟式は、塩・洗米・酒一升、山の幸や海の幸などの神饌物に1~2万円程度
棟梁へのご祝儀に1~3万円、他の大工さんへのご祝儀は5千~1万円位
住宅ローン時の諸費用
・登録免許税
抵当権設定登記に必要な費用
借入額×1%(※)
※令和8年3月31日までの軽減措置を適用する場合
・ローン保証料
保証会社に支払う費用
一括払いの場合、借入額×2.2%(2%+税)が目安
・火災保険料
火災保険への加入費用
15万〜40万円程度が相場(※)
※補償額・補償内容によって変動があります。
・地震保険料
地震保険に加入する場合に必要な費用
1,000万円あたり5万円前後が相場
諸費用をなるべく抑えるためのポイント
・税金での優遇制度を活用する
登記費用や固定資産税・都市計画税には一定の条件を満たしていると利用できる優遇措置があります。
優遇措置の期間や条件を把握することで有効活用できます。
・保険の契約内容や期間を見直す
火災保険などの契約内容を安いものに見直せば諸費用を抑えることができます。
しかし、専門知識を持たない人が、情報収集することは大変なので、専門家の意見を反映させるほうが良いかもしれません。
・ローン保証料を見直す
ローン保証料は万が一ローンの返済が滞ってしまった場合に代わりに返済してくれるものです。
住宅ローンの種類によって保証料の安いものや、不要のものもあるので複数のプランの比較することをおすすめします。
・諸費用の組み込みが可能な住宅ローンを利用する
通常、諸費用は住宅ローンには含まれませんが、中には諸費用を組み込むことが可能な住宅ローンがあるので調べてみましょう。
まとめ
土地や注文住宅の購入には、様々な諸費用が発生します。余裕をもった準備が必要です。
土地や注文住宅の購入にかかる諸費用を節約するには、専門家のアドバイスを受ける方法をおすすめします。
注文住宅の計画を進めたい方は、ぜひ吉住工務店に一度ご相談ください。